資機材

RIG(下降器)について

どうも、ゆうだいマンです。

今回は、ロープアクセス・レスキューをする上で欠かすことのできないRIGについて紹介したいと思います。

個人的にはIDやLAV3などと比較しても、かなり使いやすい下降器だと思います。

諸元や特徴についても紹介していきます。

それでは、いきましょう!

諸元

方式

偏心ボビン系ディッセンダー:スパイクで止めるのではなく、ロープを金属ではさみ抵抗を与えることでロープを制動するタイプの下降器です。

下の写真の○の部分でロープをはさみます。

また、パニックロック機能がついていないためレバーを全開に開くと急降下してしまいます。

また、ロープを逆向きに通した際のストップ機能もついていません。

位置づけ的にはエキスパート用の資機材となっていますが、使い方をしっかりとマスターすれば初心者でも安全に扱うことができます。

認証

CE EN 12841 type C(2):ロープアクセスシステム(EN 12841) ディッセンダー(type C)

EN 341 type 2 class A(1):レスキュー用ディッセンダー(EN341),オートマチック式ディッセンダー(type2),下降エネルギーWが7.5×1000000J以下=75kg×100m×100回下降(class A)

CE EN 15151-1(10):パニック防止機能がない手動のアシスト機能付きブレーキ

NFPA 1983 Technical Use(5):軽作業用途、人1人分の荷重を想定

EAC:ロシアの規格

規格についての記事はこちらをご覧ください。

対応ロープ径

10-11.5mm

SRTのフックテクニックでは、8mmロープでも制動することができる。

最大使用荷重

最大200kgまでの下降(オンサイトレスキューでの2人荷重可能)

重量

400g

ID'sの600gに比べて圧倒的軽さです!

プーリー効率

27%

旧タイプのRIGとの比較

見た目からだいぶちがいます。

新しいタイプのRIGはオートロックですが、旧型のRIGは手動でロックしなければなりません。

ロックしたまま活動したり、ロックし忘れなどで活動してしまう危険はありますが、意外と新型のものより旧型が好きだという人も多いです(笑)

私は、新型派です。

オートロック機能以外はほとんど同じ機能となります。

ロープの通し方

ロープの通し方はRIG自体に書いています。

IDにはロープの通し方をまちがえても大丈夫ですが(逆向きに通した際のストップ機能がある)、RIGの場合は逆向きに通したら落下します。

実際に試してみたいと思います。

これが壁面移行時に起こると考えるだけで怖いです(笑)

RIGの使用方法

エッジの部分に押し付ける抵抗でロープの勢いの調整を行います。

すべての下降器の使い方に共通する部分です。

まとめ

正直言って資機材紹介は、自分が使っている資機材を深く知ることができるので楽しいです(笑)

ロープアクセスやレスキューは危険がつねに隣り合わせの作業であるため、それなりに厳しい条件の規格をパスしていることがよくわかりました。

そのような資機材を研究開発してくれている方に感謝しつつ、事故を起こさないためのトレーニングをしっかりと行っていこうと思いました。

今日も楽しい1日を!

では、また✋

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