どうも、ゆうだいマンです。
みなさんが使うロープやギアは、使用する上である程度の強度や耐久性が求められます。
ある程度というのは、どの程度なのか?
その程度は、「規格」を通ったものを指します。
そもそも規格とは、辞書的には「標準としての定め」という意味なのですが、ここではロープアクセスやレスキューをする上でその製品をどれだけ安全に使えるかは、どのような試験を行い、それに合格したかというのが大切になってきます。
さまざまな、規格がありそれぞれ特徴があります。
もし、自分で装備を買うとき、ガチもんとパチもんの見分けがつくようになれば、損をすることがなくなるだけでなく、そのツールがどのような試験をパスしてきたのかを知ることで、変にビビらず活動できるのではないかと思います。
それでは、いきましょう!
EN規格
ヨーロッパでEU(ヨーロッパ連合)に加盟している国々のなかで加盟国内で輸出入をするために定められたものを「CE指令」といいます。
CE指令に適合した製品には「ECマーク」が与えられています。
そして、EU加盟国内でこの「ECマーク」がついていない製品は、販売することができないようになっています。
「EN規格」とは、ヨーロッパの標準規格であり、CE指令における製品に関する安全の要求事項を具体化したもの。
EN規格を満たすことにより、安全の要求基準を満たすことになる。
NFPA規格(全米防火協会)
全米防火協会=アメリカを拠点とした防火に関する国際的な非営利組織。
防火に関する300以上の規格を有する。
EN規格とは、試験方法が異なる場合がある。私たちが使う多くのツールには、そちらとも記載されている場合が多いです。
UIAA規格(国際山岳連盟)
登山用品やクライミング用品の安全性や耐久性の基準。
UIAA規格は公的機関ではないが、アウトドアメーカーにとってはUIAA規格適合することで安全であるというお墨付きを与えられたのと同じです。
つまり、アウトドアメーカー向きの規格ということになります。
ちなみに、UIAA規格の基準に適合した製品は、「UIAA SAFTY LEBEL」というロゴを表示することが認められています。
ISO規格(国際標準化機構)
スイスのジュネーブに本部を置く非政府組織。
ISO規格は、国際的に通用する規格を制定することを目的としている。
つまり、国際的な取引をスムーズに行うために、「製品の基準を設け、同じレベルのものを提供できるようにする」ためのものです。
JIS規格
日本産業規格が定める日本の規格。
産業標準化法に基づく、国家標準の一つ。
機械からトイレットペーパーまで、日本に流通するさまざまな製品の規格が定められています。
まとめ
ざっくりと規格全体の話をしました。
我々の身の回りのものは、様々な規格を突破した製品で溢れています。
ロープアクセスの装備にも同じことが言えます。
製品としてユーザーに届く製品は、より選抜された素晴らしい製品なんだなあと改めて感じました(笑)
特に、EN規格とNFPA規格の試験内容のちがいについては、また記事を出したいと思います!
では、また✋