ゆうだいマンです。
今回は吊橋のケーブルへのアクセス方法について解説していきたと思います。
橋梁点検で必要になるスキルです。
橋梁点検を行う業者以外にもスキーリフトへのアクセスなどにも応用できると思います。
今回の内容をぜひ参考にしていただければと思います。
それでは、いってみましょう!
吊橋の構造
吊橋は主塔と言われる塔からケーブルを展張し、ケーブルの引張力で橋全体の荷重を受け止めるような構造となっています。
↑ケーブルの全景
そのため、ケーブルの点検は重要なものとなります。
ケーブルの点検は、ワイヤー1本の損傷の見逃しも許されないシビアなものです。
そのため、損傷の有無を確認できる技術を持っているロープユーザーが点検に当たります。
使用資機材
・可変カウズテール
・ローラー(商品はこちら)
・ロープ
・MGO
アクセス方法
①支点の作成
今回、支点にするのは、主塔の「スカーラップ」です。
スカーラップとは、部材溶接するときにできてしまう穴のことです。
とても丈夫なものなので、強力な支点にできます。
デイジーチェーンをかけます。
デイジーチェーンにクラシカルYビレイを取り付けます。
クラシカルYビレイとは、エイトノットとバタフライノットで2点から支点を取る方法のことです。
②ギアの取り付け
ローラーを進行方向に対して取り付け、次にバックアップとしてのMGOを設定します。
この2点を確保することにより両方がバックアップの役割を果たします。
先ほど主塔に設定したロープに下降器(1番右)に取り付けて出発です!
③出発
↑転がりはじめのギアの様子
↑転がっている様子
④接続部のジャンプ
メインのケーブルには吊索(つりさく)と呼ばれるワイヤーが吊り下がっています。
そのため、この接続部分をクリアしていく必要があります。
この際も、必ず2点確保を厳守してください。
↑吊索の接続部分
メインケーブルにデイジーチェーンをかけてカウズテールを取り付けます。
これで、ローラーとMGOを外すことができます。
↑ローラーをとばす
↑MGOをとばして、デイジーチェーンを回収して、次の接続部まで転がります。
コロコロの動画
実際にケーブル上を転がっている動画です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
下るだけのアクセスなので楽しいアクセスです(笑)
常に2本のロープにつながっておくことを頭に入れてアクセスすることが重要です。
まだまだ、多くのアクセススキルがあります!
随時、更新していきますので、よろしくお願いいたします^^
では、また✋