どうも、ゆうだいマンです。
ロープアクセス技術には、ロープの登り降りだけではなく横移動の技術があります。
それを「トラバース」といいます。
この「トラバース」という言葉は本来、登山用語で斜面を横方向に移動することをいうそうです。
トラバースにも種類があるのですが、今回はワイヤーを横移動するのに使う「NRT(ノーロープトラバース)」について解説していきます。
このスキルは極めると、なかなかのスピードで移動することができます。
ある人のNRTを見る人が見れば、その人がどれくらいのロープアクセス技術を持っているのかがわかる指標になると私は考えています。
このスキルを極めて、胸を張って仕事ができるようになりましょう!
使用資機材
①可変カウズテール
②NRTセット(両端用)×2
ロープガードで保護した短めのロープにプルージックコードを取り付けフットループを接続します。
③NRTセット(真ん中用)×1
②のフットループがないバージョンです。
NRTの流れ
NRTは、体の流れを意識することでスムーズにアクセスできます。
イメージは、順番にスライドしていくような感じです。
写真で見るよりも動画で見た方がイメージが掴みやすいと思うので、下の動画をご覧ください(笑)
惚れ惚れしますね。→冗談です。
支索との格点と突破するやり方
基本的には、必ず2本のロープが体に繋がっていることを確認する。
①格点までNRT (横移動)でアクセスする。
②進行方向のロープをとばす。
③内股の姿勢であぶみを踏み込むことで、真ん中のロープのテンションを抜き、踏ん張っている間に真ん中のロープをとばす。
④最後のロープをとばす。
まとめ
いかがだったでしょうか。
横移動は橋梁点検では不可欠な技術です。
慣れればほとんど体力を使うことなくアクセスすることが可能になります。
そして、この技術を必要とする場所は、とんでもない絶景が広がっています。
最高です。
レスキューを仕事にしている人たちも民間のロープアクセス技士が当たり前に使っているこの技術を身につけましょう!
それでは、今日も素晴らしいロープライフを。
では、また✋