アクセス

ロープアクセスの種類

どうも、ゆうだいマンです。

今回は、「ロープアクセスの種類」について学んでいきます!

ひとつの分野だけにこだわらず、様々な種類を学ぶことでどのような現場があっても対応できる人材になれると思います。

それでは、始めましょう!

産業用ロープアクセス(IRATA)

主に干渉のない場所(ビルや風力発電所など)で、基本的に2ポイント2ラインで行うロープアクセススキルのこと。

ただし、ボンバープルーフ(絶対に壊れることのないような強固な支点)を使用する際は1アンカーとすることができます。詳しくは今後、解説していきたいと思います。

このロープアクセスのスキルは、ほぼ全ての部分を二重化しているので経験の浅い作業員でも安全に活動できることがメリットです。

ただし、2ラインで活動を行うため装備の量が膨大になる。

また、引っ掛かりのあるような橋梁や洞窟などの現場では、2ラインが大きなリスクになってしまう可能性があります。

最近の消防士によるロープアクセスはこの分野使われることが多い傾向にあります。

SRT(シングルロープテクニック)

多量の装備を搬入することが困難な場所(山岳や洞窟、橋梁)で活動しなければならない場合に適したロープアクセススキルのこと。

元々は、鍾乳洞の竪穴探検のために開発されたスキルです。

産業用ロープアクセスとはちがい「2ポイント1ライン」でシステムを構築します。

1ラインで活動するためにロープが破断したときのリスクは計り知れない。

だが、迅速かつ装備量が産業用ロープアクセスの半分かつ迅速な活動を行うという観点で大きなメリットがある。

ちなみに、私が在籍している株式会社親協では、このSRTによるロープアクセスをしようして業務を行っています。

うちの会社がSRTを使う理由として、

①高度なスキルを有するロープアクセス技士が在籍していること。

②時間の限られた作業現場で迅速に活動するため。

③橋梁などでの作業時には、スズメバチに襲われる可能性があり、その際に緊急脱出をするために、シンプルなロープアクセスを行っている。

この3点が挙げられます。

特に、③のスズメバチに襲われて緊急脱出が求められる状況でアサップロックなんかが作動して、宙吊りになった状態だとハチにとってはいい的を得たようなものです。

ブスブスやられてしまいます。ぴえん

ロープが破断するリスクとスズメバチに襲われるリスク、私の今の仕事では後者のリスクが圧倒的に高いと言えます。

ロープが破断するリスクを回避できるよう、高度なスキルをもったロープユーザー向きのスキルだと思います。

ツリークライミング(Tree Care)

その名の通り、木に登るためのロープアクセスのスキルのこと。

実際私も1回しかしたことないんですけど、産業用ロープアクセスやSRTとは全くちがう装備を使用します。

宮崎でも「特殊伐採」というロープアクセスで木に登って、チェーンソーで木を切る仕事をしている方々がいます。(ゆくゆくは、私もしたいです 笑)

チェーンソーを使うリスク、スズメバチに襲われるリスク、支点にした枝が折れるリスク、先ほど紹介した2つのロープアクセスに比べても非常にリスクの高いスキルであると言えます。

これから勉強していきたいと思います。

まとめ

これまで、つらつらと書いてきたように、それぞれのロープアクセスが持つメリット・デメリットと上手に付き合いリスクを補い合うことで、安全な活動ができると思います。

「俺はこのスキルだけでいい」と諦めずに幅広い分野を一緒に学んでいきましょう!

ツリークライミングのことは、あまり書けなくて本当にすみません^^;

では、また✋

-アクセス
-, ,

© 2024 元消防士と学ぶロープアクセス・ロープレスキュー講座 Powered by AFFINGER5